JIS(日本工業規格)は低圧電源用、通信用のSPD(サージ・プロテクティブ・デバイス)の性能に応じた区分けと試験方法と効果ある雷保護を行う為の選定方法や設置方法についても示されています(JIS C5381-11、5381-21)。また雷保護やの建物内部にある機器の保護対策の考え方を示している規格もあります(JIS Z 9290-
1、-3、-4)。
運用基準は、JISで示される雷保護機器(SPD等)を用いて公共の建物および建物に設置される機器の雷保護の基準を示しています。設置するSPDの性能、設置場所はJISの考えに沿っておりますが、より具体的にSPDの性能とそれを設置する場所が示されています。
主に設計段階で参照される「建築設備設計基準」と施工段階で参照される事が多い「公共建築工事標準仕様書」があります。雷保護に関する両基準は大半の部分で同じですが、微妙に異なっていたり、一方にのみで示されている基準もあり、SPDの選定では施工要求がどちらに基づいているか確認する必要があります。
本Web サイトで示すものは、落雷による機器の破壊を避ける為、機器保護の方法について私的な見解をまとめたものです。内容については最善をつくしましたが、考え違いや見落としがあった場合はご容赦下さい。
また本説明に基づき保護対策を行い、機器及びそれに関連する被害が発生した場合でも、一切の責任を負いませんので、雷保護対策は自己責任で設計し施工してください。