高度に結びついた機器を落雷から保護する為に参考にすべき基本情報を集め、まとめた私の見解です。
Home /外部雷保護 /落雷電流の大きさ上のグラフはJIS Z9290-1 表A-1、国際大電力システム会議(CEIGRE)のデータに基づき作図したものです。このデータによると、第一負極性の最大落雷電流は100kA,第一正極性の最大落雷電流は250kAあります。
日本の落雷は多くが負極性と言われており、このグラフでは落雷の95%が100kA以下となっています。正極性の落雷は日本海側で冬季に起こる事が多いと言われています。落雷の大きさ、頻度が日本でも同じであれば、250kA以上もある大きな落雷が5%程度ある事を示しています。
雷保護レベルに応じて避雷針を設置すれば、それぞれで設定された範囲の落雷の全てを保護できる訳ではなく、保護レベルごとに示される確率の範囲で保護されます。保護レベルが下がるとほど保護確率も小さくなり、保護できる雷電流の範囲が狭まります。
本Web サイトで示すものは、落雷による機器の破壊を避ける為、機器保護の方法について私的な見解をまとめたものです。内容については最善をつくしましたが、考え違いや見落としがあった場合はご容赦下さい。
また本説明に基づき保護対策を行い、機器及びそれに関連する被害が発生した場合でも、一切の責任を負いませんので、雷保護対策は自己責任で設計し施工してください。