高度に結びついた機器を落雷から保護する為に参考にすべき基本情報を集め、まとめた私の見解です。
Home /内部雷保護 /ウォータアナロジーウォーターアナロジー:電源線などに侵入した雷電流や大地電位の電位差により機器の絶縁破壊の危険がどのように生じるかを水路にたとえて図示しました。
落雷による雷電流の侵入、大地電位の変化やサ-ジ防護デバイス(SPD)が機器を保護する仕組みを雷サ-ジを水の動きにたとえて、それぞれの状態が直感的に解るようにしたものです。
電源線に雷電流が侵入した場合のアナロジー
大地電位が上昇した場合のアナロジー
SPDは経路に設置された水門の様な働きをします。水門に繋がる経路間の圧力差が一定以上の値となると水門が開き圧力差を少なくします。
左図は経路に直接侵入する直撃雷、右図は間接的に経路に侵入する誘導雷をイメージしています。
左図はB種接地極がある建物の大地電位が上昇し機器のD種接地電位が低い場合、右図は逆にD種接地側の電位が上昇し、B種接地の電位が低い場合をイメージしたもので、電位差によっては機器の絶縁破壊が生じます。
本Web サイトで示すものは、落雷による機器の破壊を避ける為、機器保護の方法について私的な見解をまとめたものです。内容については最善をつくしましたが、考え違いや見落としがあった場合はご容赦下さい。
また本説明に基づき保護対策を行い、機器及びそれに関連する被害が発生した場合でも、一切の責任を負いませんので、雷保護対策は自己責任で設計し施工してください。